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 栃木、群馬、茨城、埼玉、福島各県の県立高校の硬式野球部で7月から今月にかけ、グラウンドの物置などからボールなど野球用品が盗まれる被害が相次いでいることが、各県の県警や高校野球連盟への取材でわかった。18校で計9100個以上のボールのほか、バットや部員のグラブも被害に遭った。一部の学校では物置などの鍵が壊されており、各県警は窃盗事件とみて捜査している。

 栃木県高野連によると、7月中旬から今月16日までに宇都宮、栃木、小山、真岡の4市の7校で、新品や使用済みのボール計約3400個などが被害に遭った。うち約1500個は栃木農から盗まれた。

 埼玉で被害に遭ったのは久喜市の久喜北陽と栗橋北彩、鷲宮の3校と幸手市の幸手桜、杉戸町の杉戸農の計5校。7月末までにボール計約2600個が盗まれていたことが判明した。茨城では7月下旬から今月上旬にかけ、日立市の日立北と結城市の鬼怒商の2校で計約1200個が被害に。群馬では今月上旬、伊勢崎市の伊勢崎工と伊勢崎、太田市の新田暁の計3校で計約1510個、福島でも同じ時期に、いわき市のいわき総合で約400個が、それぞれ盗まれた。

 日立北の山田徹監督(53)は「ボールは保護者に買ってもらって大事に使ってきた。悔しい。犯人は返してほしい」と話した。