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 宅地化などで消えゆく身近な戦争遺跡を記録しようと、名古屋市熱田区の元教諭清水啓介さん(69)が、東海北陸地区の高射砲陣地などを中心に調べた「東海軍管区の防空陣地」を出版した。太平洋戦争中、米軍の空襲から東海北陸地区を守るために造られた陣地など計333カ所を、約30年かけて調査した力作だ。

 県内の教員らでつくる戦争遺跡研究会の会員でもある清水さんは、1989年夏、名古屋市南区に高射砲の砲台跡があることを初めて知った。戦後から進む土地開発などで、戦争の記憶を伝える陣地跡は消えつつあると感じていた。「次の世代のため、忘れられていく身近な戦地を詳細に記録しておきたい。調べないといけない」と思った。

 旧陸軍の軍管区の一つ「東海軍管区」(愛知、三重、岐阜、静岡、石川、富山)を中心に、来襲する米軍機を狙い撃つ「高射砲」や夜間にサーチライトで照らす「照空隊」、敵機を監視する「対空監視哨」などの防空陣地を調べた。防衛庁防衛研修所(現在の防衛省防衛研究所)などで史料が見つからない場合、地元住民や元兵士らを尋ねるなどして陣地跡を特定した。

 地道な調査で、高射砲77カ所…

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