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 男性の首には15年間消えない銃創がある。胸から下の体は動かない。2002年11月18日、名古屋市中区の駐車場で、警備会社員として現金輸送車にパチンコ店の売上金を積み込んでいるときに撃たれた。犯人はまだ捕まっていない。事件はあと3カ月で時効を迎える。

 「何か知っている方がいらっしゃいましたら、中警察署までお願いします」。事件現場近くで今月18日、警察官ら26人が1500枚のビラを配りながら通行人に呼びかけた。発生当初、約20件あった情報提供は年々減っているという。

 「なぜこんな体になったのか。真相が分からないまま捜査が終わると思うと悔しい」。安田好孝さん(52)は15年前の強盗殺人未遂事件の被害者だ。

 現金輸送車近くで作業中、乾いた音が響いたのを覚えている。振り向くと警護していた同僚が倒れていた。2人組の男が視野に入った瞬間、安田さんの体が吹っ飛んだ。のど元が苦しく、制服のネクタイを緩めようとしたところで記憶は途切れた。

 首と左足を撃たれ、脇腹を刃物で刺された。首を貫いた銃弾は、頸髄(けいずい)の神経を焼き切った。当時、妻のいずみさんは安田さんの死を覚悟した。意識を取り戻したのは奇跡的だという。

 1年以上リハビリをしても、安田さんの手足は不自由で、車いすが欠かせない。排尿・排便など多くの場面で妻の介助が必要だ。

 この15年、安田さん夫婦にと…

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