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 紫外線対策は、季節、天候にかかわらずおこなってください。曇りの日で快晴時の60%、雨の日でも35%の紫外線が地上に到達します。炎天下ではいうまでもなく、太陽が照っていなくても紫外線対策は必要です。

 日焼け止め(サンスクリーン剤)の紫外線防止効果を示す数値には、シミなどの原因になるUVB防止のSPF(10~50+)と、シワなどの原因となるUVA防止のPA(+~++++)とがあり、ともに数値や+の数が大きいほど効果が高いことを示します。使用する状況に合わせて、SPFとPAを基準に選びます。おおまかに、海水浴など炎天下でのレジャーでは、SPF30、PA++以上が望ましく、それよりも軽い屋外でのスポーツ時や日常生活では、もう少し低いものでも、と覚えておけばよいでしょう。さらに、海水浴や汗を多くかく場合は耐水性のものを選びましょう。

 ローションタイプの場合、顔の面積に対して塗る適量は1円玉2枚分とされています。しかし、実際はその半分程度しか塗られないことが多く、十分な量を塗るためには「2回重ねて塗る」ことが必要です。そして外出後は2、3時間ごとに塗り直しをします。顔だけでなく、首、腕や手など露出している場所にも塗るようにしてください。

 紫外線防止効果を持ち合わせた化粧品も多く発売されていますが、単独で効果的な量を塗るためにはどうしても厚塗りになってしまいます。あくまで化粧品は補助的なものと考え、サンスクリーン剤は別に塗ることをおすすめします。順番は、化粧水、乳液、クリームなどの後にサンスクリーンを塗り、次にファンデーションなどを行うようにしてください。

 前回述べたとおり、肌の健康寿命は何もしなければ50歳で尽きてしまいます。状況に応じたサンスクリーン剤を選び、正しく塗ることを習慣化してください。

<アピタル:医の手帳・紫外線>

http://www.asahi.com/apital/healthguide/techou/

(新潟大学医歯学総合病院 藤本篤助教(皮膚科))