ハンガリーを訪問中の秋篠宮さまと長女眞子さま(25)は20日、首都ブダペストから南へ約100キロのキシュクンシャーグ国立公園内にあるブガツ・プスタ(大草原)農場を訪れた。家畜の研究者でもある秋篠宮さまが8年前に公務で訪れて関心を持ち、今回は私的旅行として、婚約内定を目前にした眞子さまを伴って再訪した。

 お二人は馬車で農場に到着し、馬術ショーでハンガリー伝統の騎馬技術を見学。さらに雨が降る中、ハンガリー固有種で「食べる国宝」とも言われるマンガリッツァ豚の畜舎を訪れ、「脂身が良質です」などと話すマジャール・ガボル国立公園副園長の説明に耳を傾けた。

 マンガリッツァ豚はハンガリーでも一時は飼育農家が減り、国を挙げての保護策で絶滅の危機を逃れた。眞子さまは秋篠宮さまの傍らで身をかがめ、毛が多く、羊のようにも見える豚を興味深そうにのぞき込んでいた。マジャール副園長によると、秋篠宮さまは専門的な質問をくり返し、いったんその場を離れたあとも写真を撮るため再び豚舎に戻ったという。

 秋篠宮さまは日本とハンガリーの外交関係開設140周年などで中東欧4カ国をご夫妻で歴訪した2009年にも同じ農場を視察した。しかし、関係者によるとそのときには十分な時間がとれず、再訪を心待ちにしていたという。

 お二人は、眞子さまの専門である博物館資料など、それぞれの調査研究を目的に22日までの予定でハンガリーを訪問中。前日の19日はブダペストで民族博物館や農業博物館を訪ねた。21日には国内のマンガリッツァ豚の生産農家も訪れる。(ブガツ=喜田尚)