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 国連に核兵器廃絶を求める署名を届けている高校生平和大使が、スイス・ジュネーブである軍縮会議でのスピーチを、今年は行わないことがわかった。軍縮会議の日本政府代表部は朝日新聞の取材に「特例的に認められていた発言を問題視する国があったため」と理由を説明している。

 軍縮会議は各国の外交官らが多国間で軍縮交渉を行う場。2014年から3年連続で、高校生平和大使の代表が日本政府代表団に一時的に加わり、軍縮会議でスピーチを行ってきた。だが、政府代表部によると、高校生に特例的に発言させるやり方を問題視する国があったという。

 政府代表部の担当者は「軍縮会議では全会一致で議決するのがルールなので、指摘を重んじて決めた。(日本政府が不参加を表明している)核兵器禁止条約と、今回の決定は全く関係がない」と説明している。

 今年の高校生平和大使は全国から22人が選ばれ、現在ジュネーブを訪問中。日本政府代表部が準備したレセプションで各国の外交団と意見交換を実施。22日(現地時間)には例年通り国連機関の軍縮部に署名を届け、そこでのスピーチは22人全員で行う予定。(真野啓太)

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