ニューヨーク=鵜飼啓
米人気俳優のジョージ・クルーニーさん夫妻が22日、自らが設立した財団を通じ、白人至上主義団体などヘイト(嫌悪)グループを監視する南部貧困法律センターに100万ドル(約1億1千万円)を寄付したと発表した。同センターのヘイト対策を強化するために使われるという。
米国では、バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者が反対派グループを攻撃し、1人が死亡する事件が起き、大きな波紋が広がっている。同センターによると、クルーニーさん夫妻は「みなが手を携え、ヘイトに立ち向かっていくことが求められている」と述べた。
クルーニーさんはスーダンのダルフール紛争での人道支援に取り組むなど、社会問題に活発にかかわっている。妻のアマルさんは人権問題などを専門とする弁護士だ。南部貧困法律センターは全米で1600以上の過激主義グループの動向を調べているほか、訴訟を通じてこうしたグループの解体に取り組んでいる。(ニューヨーク=鵜飼啓)
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朝日新聞国際報道部