[PR]

 マレーシアの首都クアラルンプールで開催中の「東南アジア競技大会」で、紹介冊子に掲載されたインドネシアの国旗が誤って上下逆さまだったことが発覚、隣り合う両国の関係にひびが入る事態になっている。

 インドネシア国旗は上部が赤、下部が白。冊子ではこの配色が逆となり、まるでポーランド国旗のように。19日の開会式に参加したインドネシアの閣僚が気付き、ツイッターでつぶやいた。ジョコ大統領も「国のプライドに関わる」と不満を表明したものの、事態を静観する姿勢を示していた。

 しかし、一部国民の怒りに火を付けた。21日には、インドネシア人を名乗るハッカー集団が「報復」とばかりにマレーシア企業などの33のウェブサイトをサイバー攻撃、「私の国旗はおもちゃではない」といった文言を書き込んだ。22日には、各地で市民団体や学生らがマレーシア国旗を燃やすなどの抗議行動をした。

 同大会は東南アジアの11カ国が参加して2年ごとに開かれ、今回は30日まで。主催団体とマレーシア外務省はインドネシア側へ謝罪し、冊子は回収と刷り直しが決まったが、騒動は収まる様子がない。(ジャカルタ=古谷祐伸)