鬼原民幸
伊藤忠商事は来年度から、全社員を対象にがん対策を強化する。国立がん研究センターと提携して早期発見や治療につなげるほか、高額な高度先進医療費は会社側が100%負担。闘病する社員が治療をしながらでも仕事ができるよう、社内の意識改善にも取り組む。
がんになった社員を職場ぐるみで支え、社員同士の連帯感を深めるのが狙い。現在、35歳以上の社員に毎年実施している人間ドックに加え、40歳以降は5年ごとにがんの発見に特化した検査の受診を義務づける。がんセンターと提携することで、予約の取りづらさを解消して早期発見を図るとともに、社員が先端的な治療を受けやすくする。
がんと診断された社員は所属長に報告し、可能な範囲で部署内でも病状を共有する。万が一、死亡した場合には、残された配偶者や子どもが伊藤忠グループへの就職を希望すれば、優先的に採用するとしている。
<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
「SKE須田さんと金属アレルギー」などをまとめました。一気に読みたい方はこちらから。
高齢者の医療や介護、健康にフォーカスした専門記事です。
インフルエンザの対処法や注目の新薬「ゾフルーザ」をめぐる最新情報をまとめました。