[PR]

 岐阜県瑞浪(みずなみ)市の中央道脇で起きた土砂崩れで、岐阜県警は24日、現場近くの陶磁器原料メーカー「丸釜釜戸陶料」に廃棄物処理法違反容疑で家宅捜索に入った。県警は、土砂に同社の産業廃棄物が含まれていたとして、同社から廃棄物に関する資料を押収し、実態を解明する方針だ。

 県警によると、捜索は午前7時から、同社本社(瑞浪市)と土砂崩れ現場近くにある第3工場など4カ所を対象に、捜査員38人態勢で始まった。

 捜査関係者や県などによると、崩れた土砂には同社工場が窯業(ようぎょう)用原料をつくる際にできた産廃の汚泥が大量に混じっていた。同社は第3工場の下の斜面に採石場跡を所有。原料製造過程でできる規格外の珪石(けいせき)の粉末や汚泥などの産廃を採石場跡のくぼみ(幅約19メートル、奥行き約30メートル、深さ25~30メートル)に運び込んでいた。県警は不法投棄にあたる疑いがあるとみている。

 同社は産廃の上に土をかぶせるなどしていたが、18日の雨で一部が土砂とともに崩れたとみられる。土砂崩れでは、中央道を走っていた車4台が巻き込まれ、6人が重軽傷を負った。

 同社の水野辰英会長は23日の記者会見で、運び込んだ産廃の量について「総量はわからない。会長になってからの10年間は月3トン」と説明。県警の任意の調べに対し、容疑を認めているという。(竹井周平、吉川真布)