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 乱獲などにより県内では100年以上前に絶滅したとみられていた野生のイノシシが、深浦町内で確認された。これまで生息域の北限は宮城県とされてきたが、7月には秋田県能代市でも確認され、イノシシの北上が懸念されている。

 県自然保護課によると、イノシシ1頭が確認されたのは、白神山地の世界遺産地域から北西に約7・3キロ離れた山林と水田の間にある民有地。ニホンジカの生態系を調べるため、県が昨年度から設置していた自動撮影装置に、13日午前3時ごろから15日午前1時半ごろまでの間に計7回撮影された。性別や体長はわかっていないが、同じイノシシとみられる。

 野生のイノシシは、農作物被害防止の目的で乱獲された。1880年代を最後に県内では確認されず、専門家の間では絶滅したとみられてきた。県自然保護課は「秋田や岩手での目撃もあり、北上している可能性がある。さらなる生態系調査のため、カメラの増設などを検討していきたい」としている。

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