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 住宅密集地での納骨堂建設を大阪市が許可したのは違法だとして、建設予定地の大阪市淀川区の住民ら10人が25日、市を相手取り、許可処分の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、大阪府門真市の宗教法人が、淀川区西中島2丁目で6階建ての納骨堂建設を計画。墓地埋葬法に基づき、2月に大阪市から経営許可を受けた。市は許可する際の審査基準を、申請地から300メートル以内に学校や病院、民家がないこととし、民家などがある場合は、周辺の生活環境を損なう恐れがなく、住民の理解を得られること、などと規定する。

 住民側は「300メートル以内に学校があり住宅も密集している。建設計画への理解は得られておらず、市の許可処分は違法」と主張。1月には市に建設反対を申し入れ、2月に294人の反対署名を提出したという。

 提訴後、会見した原告の男性は「突然お墓が目の前にたつようなもので感情的に納得できない。お盆などにお参りの車が集まれば、住環境も悪化する」と話した。市側は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。(大貫聡子)