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 人種や民族による差別を撤廃する1964年の公民権法制定から半世紀。米国で白人の優位を訴える団体が再びうごめいている。石炭業が衰退したアパラチア地方など、昨年の大統領選でトランプ氏を熱心に支持した地域で、貧困におびえる白人層を狙って勧誘を活発化している。そんな中、白人至上主義団体と対抗デモが衝突し、女性が犠牲になる悲劇が起きた。(パイクビル=金成隆一)

 バージニア州シャーロッツビル。白人至上主義団体側の男が車で突っ込み、抗議デモにいた弁護士補助職員ヘザー・ヘイヤーさん(当時32歳)を殺した現場には、事件から10日が過ぎた22日も、追悼に訪れる人の姿が絶えなかった。

 しゃがみこんで涙していたニューヨーク出身の男性は「今の時代にこんな事件が起こるなんて信じられない」と首を横に振った。事件に巻き込まれた黒人の男性は車いすで訪れ、介助者に背中をさすられながら現場を静かに見つめていた。

 事件が米社会に残した傷はあまりに深い。

 数百メートル先の公園には、奴隷制存続などを主張して南北戦争(1861~65)を戦い、敗れた南部連合の英雄リー将軍の銅像がある。この街で白人至上主義者らが集会を開いたのは、市議会が銅像の撤去を決めたことに抗議するためだった。

 この集会に参加した一人が、自ら白人民族主義団体を率いる造園業マシュー・ハインバック氏(26)。米メディアに「過去20年で最大の集会。とてもエキサイティングだ」と語った。

 彼らの不満は何か。トランプ政…

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