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 獣医学部新設をめぐる政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングをめぐり、内閣府は25日、実際のやりとりが記された議事録を公開した。議事録は原則4年後の公開だが、WGの八田達夫座長は「開示を差し控える事由が実質的になくなった」としている。

 公開された議事録は2015年6月に行われたWGヒアリングでのやりとり。冒頭、内閣府から議事内容の公開の可否を尋ねられた愛媛県は非公開を希望。八田氏が「ただし提案なさっていること自体は議会の方もご存じですね」と尋ね、県側が「はい」と答えたやりとりが記されている。

 一方、これまで公開されていた議事要旨のやりとりでは、内閣府が「資料その他、議事内容は公開の扱いでよろしゅうございますでしょうか」と問いかけ、県側が「はい」と答えていただけだった。

 ヒアリングには愛媛県や今治市とともに「説明補助者」として学校法人・加計(かけ)学園幹部も出席していたが、議事録にも学園幹部の発言は記載されていない。内閣府は「説明補助者」には公式的な発言が認められていないことから、原則として議事録や議事要旨には掲載しないとしている。

 民進党の山井和則国会対策委員長は「実際の議事内容と全く違った。あり得ないことだ」と批判。「肝心の加計学園関係者の発言は一行も入っていない」と指摘した。