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 イラク軍は25日、過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルから約10キロの村の2カ所で、計500人の遺体を発見したと発表した。発表によると、遺体は村にあった刑務所の収容者で、ISによって処刑されたものだという。

 ISは2014年6月にモスルを軍事制圧。国際人権団体によると、ISは村の刑務所の収容者のうち約600人を銃殺した。生存者への聞き取りでは、イスラム教スンニ派の過激派組織であるISは、敵視するイスラム教シーア派、少数民族クルド人、少数派ヤジディ教徒の収容者を並ばせて「処刑」したという。

 また、イラク軍は25日、北部タルアファルでのIS掃討作戦で、部隊が中心部に到達したと発表した。ロイター通信によると、最大2千人のIS戦闘員が抵抗を続ける一方、市民1万~2万人が残っているとされる。これまでの戦闘で、ISは市民を「人間の盾」として犠牲にすることをいとわない戦術をとっており、被害が懸念される。(イスタンブール=其山史晃)

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