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 新潟県佐渡市の佐渡金銀山にある相川郷土博物館で4月、展示物の金塊のレプリカ5個(計約5万円相当)が盗まれた事件で、長野県警などが、窃盗などの容疑で逮捕した住所不定の無職板谷恭兵(29)、名古屋市東区泉3丁目の会社役員石田無限(29)の両容疑者が「盗んだ金塊が、偽物だとわかったので、捨てた」と供述していることが27日、捜査関係者への取材でわかった。

 長野、新潟県警などが合同で捜査しており、供述の真偽について慎重に調べている。

 両容疑者はレプリカを「本物の金塊だと思い込んで盗んだ。その後、ネットニュースで偽物だと知った」などと容疑を認める供述をしている。

 また、長野県警飯田署が6月、飯田市内の窃盗事件で石田容疑者を逮捕した際、乗っていた車の中に数千万円の現金があったことも、わかった。県警などは、広域で起きた窃盗事件との関連を調べている。

 同署などによると、両容疑者は4月17日午前0時~同1時ごろに同博物館に侵入し、展示ケース内のレプリカを盗んだ疑いがある。金塊として展示されていたが、金めっきで加工したレプリカだった。

 容疑者の逮捕を受けて佐渡市の三浦基裕市長は26日、「レプリカとはいえ市民の大切な財産。一刻も早く返してくれることを強く希望します」とのコメントを出していた。