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 神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて「多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する」とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという。

 橋本氏をめぐっては、今井絵理子参院議員との対談を載せた市政報告を昨夏の参院選公示日の直前に配布していたことが発覚。「税金で選挙応援したと誤解されかねない」として、今年7月に政活費約30万円の返還手続きをしていた。

 問題の政務活動費は、市政報告の印刷費用の名目で請求していた約700万円で、架空発注の疑いがあるとして今月発売された週刊新潮が報じていた。

 これに対し、橋本氏は23日に記者会見し、2010~14年度に計8回、各回5万~8万部を総額約700万円で発注したと説明。デザインは神戸市の印刷業者、印刷は兵庫県宍粟市の業者にそれぞれ依頼して代金を支払ったが、領収書は神戸市の業者が合計金額を記載して1枚にまとめた、としていた。

 ところが、神戸市の業者は24日、代理人の弁護士を通じて「デザインを含めて印刷には関与していない」「金は受け取っておらず、商品名や数量などは橋本氏の指示通り記入した」と反論。さらに26日には橋本氏から「想定問答集を作るので、(業者は)その通りに答えるだけでいいです」などと提案され、印刷業務を受注したように装う口裏合わせを求められたことを明らかにした。

 一方、宍粟市の業者は取材に対し、「橋本氏から印刷代は受け取った。デザインは誰がしたのかわからない」と話している。

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