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 29日の東京市場は、北朝鮮のミサイル発射による地政学リスクの高まりから円高・株安に傾いている。朝方の海外市場では安全資産とされる円が買われ、1ドル=108円30銭台と4月19日以来の円高ドル安水準をつけた。午前11時時点の対ドルは、前日午後5時より41銭円高ドル安の1ドル=108円74~78銭。対ユーロは同03銭円高ユーロ安の1ユーロ=130円15~19銭。

 東京株式市場の日経平均株価も、幅広い銘柄が売られ、値下がりした。日経平均の午前の終値は前日終値より118円95銭安い1万9330円95銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同4・33ポイント低い1595・79。

 低リスク資産として国債も買われている。長期金利の指標となる満期10年物国債の利回りは一時、0・005%と、約4カ月ぶりの低水準をつけた。

 「ミサイル着弾の不安が高まり、一層の円高が進んだ。リスクを避けるため、株を売って債券を買う動きも広がった」(みずほ銀行の唐鎌大輔氏)という。相対的に安全な資産とされる金も買われ、金相場は約1年半ぶりの高値をつけた。