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 人間が宇宙に進出するようになって56年。今では数カ月間の滞在も珍しくない。宇宙で健康を保ち、快適に過ごすための取り組みを紹介する。

 「胃が持ち上がり、食べたものが胃の底にたまる感じ」――。国際宇宙ステーション(ISS)に、約4カ月間滞在した宇宙飛行士の大西卓哉さん(41)は、宇宙での体の違和感をこう表現する。

 宇宙空間で人間の体は、環境の変化にさらされる。最初に異変を感じたのは、旧ソ連でガガーリンに続いたゲルマン・チトフだ。1961年に「ボストーク2号」で地球を17周したチトフは飛行中、次第に激しい吐き気を感じるようになった。後に「宇宙酔い」と呼ばれる症状だ。

 70~80年代、米国や旧ソ連は宇宙ステーションを建造。95年にはロシア人の飛行士が、史上最長となる438日間滞在した。無重力の環境で長期間過ごすと、筋肉や骨量が大幅に減るため、リハビリが必要になるなどの課題も浮かび上がってきた。

 2011年にはISSが完成して、常時6人が滞在できるようになった。これまでの経験を踏まえ、カルシウムやビタミンDを補いながら、運動器具やランニング装置で毎日2時間半運動する。大西さんは「(運動器具は)地球がよく見える場所に設置され、リラックスして運動ができる」と言う。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の緒方克彦総括医長は「滞在中の運動のほか、船内の水や空気の管理、帰還後のリハビリなどが進化した」と説明する。宇宙食も初期のブロック状のものから、しょうゆラーメンやマヨネーズなどの調味料を使った食事も楽しめるようになった。

 だが、将来の有人探査が検討さ…

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