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 神戸市の産婦人科医院で2015年、麻酔でお産の痛みを和らげる無痛分娩(ぶんべん)をした女性と生まれた男児が重い障害を負い、女性が今年5月に死亡した事故で、男児も今月15日に死亡した。1歳11カ月だった。

 遺族によると、女性は神戸市西区の「おかざきマタニティクリニック」で無痛分娩のための麻酔を受けた直後に体調が急変。意識不明のまま今年5月に35歳で亡くなった。搬送先の病院で帝王切開で生まれた男児も、重い脳性まひとなり、意識不明の状態で入院していた。男児の症状は重く、肺炎にかかるなどしていたという。

 女性の夫は今夏、厚生労働相や関連する学会あてに、安全対策を設けることや、体制が整っていない施設での無痛分娩の実施制限の検討などを求める文書を出している。

 同医院の院長は「改善を積み重ね、外部の専門医に、十分な再発防止策は講じられていると判断された」などとするコメントを、8日に出している。(石塚翔子)