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 結婚から2年、夫が無精子症だと分かった。障害のある子を授かる可能性についても話し合った上で不妊治療、そして特別養子縁組へ。「妹」として2人目に迎えた女の子はダウン症で成長はゆっくりだが、一家の「癒やし系アイドル」だ。そんな事例から、実父母が育てられない障害児の育ちをみんなで守っていくことについて考えたい。(山本奈朱香

 「寝る前に『みいちゃん、かわいいなぁ』って言うんです」

 奈良県橿原(かしはら)市の自宅で、樋口藍子(らんこ)さん(32)が、長男の一絆(いっき)君(3)と生後10カ月の心絆(みいな)ちゃんを見てほほえむ。心絆ちゃんはダウン症で成長はゆっくりだが、最近は笑顔が増えてきた。藍子さんいわく「わが家の癒やし系アイドル」だ。

 藍子さんと夫の裕勇(ひろとし)さん(35)が結婚したのは2010年。なかなか子どもを授からず、検査を受けたところ、裕勇さんが無精子症だと分かった。「何も手につかなかった。一生子どもを抱くこともないんかな、と思った」と振り返る。

 障害のある子が生まれる可能性についても夫婦で話し合い、不妊治療に取り組んだ。でも、妊娠には至らなかった。

 夫婦2人でもいいかな、とも考…

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