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 原子力発電所の稼働によって生まれる使用済み燃料から出る高レベル放射性廃棄物。毒性が消えるまで10万年以上かかるといわれる、その核のごみをどこで最終処分するのか――。日本が、そして人類が直面する問題を考えるドキュメンタリー映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」が横浜市中区の横浜シネマリンで23日から上映される。便利な生活を享受してきた自分たちの生活がこのままでいいのか、次の世代に負の遺産を残していっていいのか、を問いかける作品だ。

 映画は、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設がある北海道幌延町の隣町で酪農を営む久世(くぜ)薫嗣(しげつぐ)さん一家の生き方を軸に描かれる。久世さんは「自給」にこだわり、子どもたちと牛乳からチーズやアイスクリームなどを作って地域の文化を育てている。

 カメラは幌延町の施設をめぐる動きを追うほか、国内でもう一つの研究施設がある岐阜県瑞浪市、原子力大国フランスの処分計画地ビュールなども訪ねる。18億年以上前にできた岩盤をくりぬき、世界で初めての地下処分施設を建設中のフィンランドのオンカロの様子も詳しく撮影されている。そのオンカロでも、案内してくれた担当者が、地球に将来訪れるかもしれない氷河期の時は、岩盤でも水を多く含んでいるところは不安定になる可能性に言及、処分場所としては避けるべきだと説明。10万年がいかに長い期間であるかが伝わってくる。

 監督の島田恵(けい)さん(5…

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