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 歌舞伎の演目を現代の視点で捉え直して見せる劇団「木ノ下歌舞伎」が20~22日、津市の県文化会館小ホールで近松門左衛門原作の「心中天の網島」を上演する。「生きることや死ぬこと、人生がうまくいかないなど普遍的テーマがあり、多くの人に見てもらいたい」と主宰の木ノ下裕一さん(32)は語る。

 木ノ下歌舞伎は2006年、京都造形芸術大で舞台芸術を学んでいた木ノ下さんが旗揚げし、京都を拠点に活動している。作品を現代化する手法は独特だ。俳優に歌舞伎の映像を見せてセリフや動きを完全にコピーさせたうえで、演出家が現代演劇に構成し直す。

 木ノ下さんは監修・補綴(ほてつ)を担当。演出家の横にいて稽古の進み具合を見ながらアイデアを出したり、相談を受けたりして演出家と俳優を信頼関係で結ぶ。演出家と俳優に、作品が書かれた江戸時代の表現について説明をするなど古典作品への橋渡しも大事な役割だ。

 「心中天の網島」は、「木ノ下“大”歌舞伎」と銘打って約2年にわたり開いてきた旗揚げ10周年企画の最終公演。人間の「情」を繊細に表現する世話物の傑作で、人形浄瑠璃、歌舞伎でも上演されてきた。紙屋治兵衛は妻子がいながら、なじみの遊女小春と心中の約束を交わしている。やがて愛や義理に縛られた2人に悲劇が起きる。

 今回は、15年に初演した作品…

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