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 自閉症と向き合いながら、特撮番組に登場する悪役や怪獣から発想を得たキャラクター人形を粘土で表現する中学1年生が16、17日、市内のイベントに初出店する。当日は200点以上の作品展示に加え、その場で粘土細工を体験できる講座を開く。

 中学生は水戸市笠原町の松橋克希(よしき)さん(12)。母親の裕子さん(46)によると、発達障害が分かった幼少期は、睡眠障害のため生活が不規則になり、自分の感情をうまくコントロールできないこともあった。

 粘土との出合いは、小学校にあがる前に通った学童保育。元々、ハサミを使った工作などが得意だったが、美術教育の経験を持つ指導員と一緒に粘土遊びを始めたところ集中力を発揮。小学4年の頃、紙粘土にアクリルガッシュで鮮やかな色をつける方法を身につけた。

 裕子さんは当初、ニンジンや豆を作って見せたが、本人が一心不乱に作り続けたのはアニメ「妖怪ウォッチ」に出てくる妖怪キャラクター。その後も、「ウルトラマン」の怪獣や人気ゲーム「モンスターハンター」のモンスターなどに興味を示した。

 最近では「仮面ライダー」の悪役「ショッカー」や、その首領をイメージして考え出したオリジナル作品に没頭。インターネットの動画投稿サイトで特撮映像を見ては創作意欲を燃やしているという。裕子さんは「粘土職人よっちゃん」の名前でフェイスブックに登録、作品の発表を手伝う。

 今回は、同市泉町仲通りの空き店舗に工芸作品などを並べる催し「ザ★リノベマーケット×まちなかほしぞら横丁」に参加する。女性起業家コンサルタントでもある裕子さんの知人たちが支援する形で「粘土ギャラリー」の出店が決まった。来場者も一緒に粘土をこねる体験講座(参加費500円)は、16、17日の午前10時~午後5時。作品展示は16日のみ同9時まで。(佐藤仁彦

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