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 秋の風物詩「伊香保まつり」が渋川市の伊香保温泉で18日、始まった。20日までの期間中、重さ400キロ近いみこしが石段に繰り出す「本神輿渡御(みこしとぎょ)」や約10基の樽(たる)みこしがもみ合いながら石段を登る「宮入り」がある。

 18日は、伊香保神社で樽みこしの入魂式をした後、みこしが365の石段に繰り出した。普段は閉じている源泉のふたを開け、関係者が湯をくみ上げて温泉の恵みに感謝した。家族と訪れた茨城県土浦市の今泉恵さん(31)は「伊香保が思ったよりにぎわいがあってよかった」と話した。

 実行委員会によると、祭りは100年以上の歴史がある。神社の例大祭(19、20日)に合わせて行われてきたが、小説「不如帰(ほととぎす)」などで知られる伊香保温泉ゆかりの明治の文豪・徳冨蘆花の命日(18日)の「蘆花祭」を加え、18日からの3日間に定着した。