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(17日、大相撲秋場所9日目)

 日馬富士は「積み重ね」という言葉が好きだ。毎日のように支度部屋で口にする。「深い意味はない」と言うが、この日の白星には大きな意味があった。2004年九州場所の新入幕から13年間で幕内707勝目。元横綱武蔵丸(現武蔵川親方)を抜き、歴代で単独6位になった。

 今場所は3日目から3連敗を喫した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「どうしても(けがで)左腕が使えない」と明かす。この日の正代戦も左では前まわしがつかめなかった。だが、右上手の出し投げで崩し、最後は寄り切った。6日目以降は何とか白星をつないで、「一人横綱」の役割を果たしている。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「だいぶ落ち着いてきた」と見る。「一日一番です」と日馬富士は言う。残りの6日間、上り調子の横綱の存在が優勝争いの鍵を握る。(菅沼遼)

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 ○豪栄道 カド番脱出に表情を緩めず「とりあえず。まだまだあるから」。優勝争いで一つ抜け出し、「チャンスはチャンスなんでね」と意欲を見せた。

 ○琴奨菊 現役5位の幕内通算600勝。「我慢してきたから、この記録がある。まだまだいける。がんばらないと」

 ●阿武咲 千代大龍に完敗で2敗目。「弱かったということ。(相手の)圧力があった。今日は今日。また明日ですね」

 ●大翔丸 優勝争いのトップから後退する2敗目にも「気にしていない」と苦笑い。「一つでも勝てるように頑張ります」

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