[PR]

 米ニューヨークを訪問中の安倍晋三首相は18日夕(日本時間19日朝)、国連本部で国連安全保障理事会理事国などのアフリカ各国首脳やイスラエルのネタニヤフ首相と相次いで会談した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、石油の輸出制限を含む安保理制裁決議の完全な履行が必要だとの認識で一致した。

 安倍首相は、今月の安保理議長国であるエチオピアなどアフリカ5カ国の首脳と約40分間会談した。日本側の説明によると、首相は北朝鮮の核実験と弾道ミサイル発射を非難し、「北朝鮮の政策を変えるため、従来にない新たな段階の圧力をかける必要がある」と強調。アフリカ首脳たちは「安保理決議の完全実施を含め、日本の立場を強く支持する」と応じたという。

 首相はアフリカの国々と北朝鮮との歴史的関係を踏まえ、軍事協力の断絶や輸出入規制、人的往来の制限も求めた。

 ネタニヤフ首相との会談は約50分間。北朝鮮問題について、安保理決議の完全な履行のため両国が連携することで一致した。また、パレスチナの経済的自立を支援し、中東和平への信頼醸成を促す「平和と繁栄の回廊」構想を日本は掲げており、両首脳は同構想の推進に向けて協力していくことを確認した。(ニューヨーク=平林大輔)