横川結香
男性同士のカップルが今年8月、豊島区のラブホテルで利用を拒否されたと訴え、区が事業者に対して行政指導していたことがわかった。ラブホテルを含め、宿泊業者が性的少数者の利用を拒める法律や条例はない。区は以前にも区内の宿泊施設を調査し、再発防止の指導もしていたが、十分には浸透していなかった。
埼玉県の20代男子学生は8月上旬の昼、男性とJR池袋駅近くのラブホテルへ向かった。事前にネットで調べたら、「同性同士OK」と紹介されていた。
1階のフロントは無人で、備え付けのタブレット端末で部屋を選んだ。2人でエレベーターに乗ろうとしたら、いきなり現れた男性従業員に止められた。「すいません。男性同士のご利用はできないんですよ」。その場で食い下がる勇気も出ず、2人でホテルを後にした。帰り際にすれ違った男性たちの視線がやけに頭に残った。
自分が性的少数者であることは…
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朝日新聞社会部