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 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を後世に伝えるために、木曽町は、山頂(剣ケ峰)にあった御嶽神社奥社の祈禱(きとう)所の外壁の一部を保存することを決めた。噴火口に面していた壁で縦3メートル、横5メートルほど。噴石によって激しく複数の穴が開き、噴火による被害のすさまじさが伝わるという。

 祈禱所は、御嶽頂上山荘や御嶽剣ケ峰山荘よりも一段高く、より火口に近い場所にあった。すでに撤去され、保存する壁はふもとの町施設で保管されている。

 木曽町と王滝村は、登山客らに火山の知識を伝えるビジターセンター(仮称)を同町三岳地区に2~3年後に建設する計画で、壁はそこに展示する予定。センターの場所や規模はこれから協議する。既存の山小屋などもセンターのサテライト施設と位置づけて、情報提供の場にする構想だ。