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 大相撲秋場所(東京・国技館)は千秋楽の24日、横綱日馬富士(33)が逆転で9度目の優勝を遂げた。首位の大関豪栄道に本割の一番で勝ち、11勝4敗の相星に。続く優勝決定戦で再び大関を下した。優勝力士の勝ち星が11にとどまるのは、史上初となる5人の優勝決定戦を武蔵丸が制した1996年九州場所以来で、15日制が定着した1949年夏場所以降で3度目の最少記録。

 12日目を終えた時点で2差を追う力士が逆転で優勝するのは、15日制で4例目。2005年秋場所で朝青龍が琴欧州を逆転して以来となる。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が初日から休場し、横綱在位30場所目で初めて「一人横綱」として臨んだ日馬富士は、3日目から3日連続で金星を配給する苦しいスタート。両ひじなどに痛みを抱えているが、「下がる場所も逃げる場所もない。後ろを見たら終わり」と話して出場を続け、中盤戦以降は復調。10日目終了時点で首位に3差をつけられていたが、豪栄道の連敗もあり、土壇場でひっくり返した。優勝は昨年名古屋場所以来で、4横綱の中で最も遠ざかっていた。