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 「土俵の神様が、今回は僕の味方をしてくれたんだと思います」。大相撲秋場所で逆転優勝した横綱日馬富士(33)が25日、東京都内で開いた記者会見で、喜びをかみしめた。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が初日から休場し、在位30場所目で初めて臨んだ「一人横綱」場所。序盤戦で3連敗し、「優勝とか意識するどころじゃなかった。でも、気持ちだけは負けないように、前を向いて相撲を取りました」。最大3差つけられた大関豪栄道に千秋楽の本割で追いつき、続く優勝決定戦を制した。「学んだこと? うーん……。諦めないことですね」としみじみと語った。

 4横綱で最年長の33歳。全身にけがを抱える中で、7場所ぶりに賜杯(しはい)を抱いた。長く活躍できる手応えをつかんのでは、と聞かれたが、「ないですね」。ただ、2桁に迫る優勝回数については「僕の目標の一つでもある。これからも稽古に精進していく」と決意を新たにした。

 さらに、台頭著しい若手にも、ひと言。「良い見本、良い背中を見せてあげたい。僕も昔そうだった。受け継いだものを次の時代に教えていくのが相撲道ですから」

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