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 普通の和栗が手のひらにコロリなら、この和栗はゴロリ。とても大粒で、きめ細かな舌触りと上品な甘みを持つ岸根(がんね)栗の収穫時期が、発祥の地、岩国市美和町にもうすぐ巡ってくる。抜群のおいしさなのに、いま一つの知名度を高めようと加工品を開発した人と、栗農園を開き、地域を元気にしようと試みた人。栗にまつわる2人を訪ねた。

 岩国市の北東部に位置する美和町。広島県の県境にほど近い、弥栄湖の湖畔に企業組合「がんね栗の里」の工房がある。理事長を務める下森祺充(よしみつ)さん(72)が開発したのが「がんね栗衛門」。堅物に見えてどこか愛嬌(あいきょう)のある侍のような名の、岸根栗を使った栗きんとんだ。

 わずかな砂糖と、たっぷりの岸根栗のペーストを混ぜ合わせ、フランス料理のパテのように長方形に成形する。一口いただくと、ふわーっと広がる濃厚な甘み。あとからほのかに立ち上がる栗の香り。「これは、うまい」。思わずつぶやいた。

 下森さんは元製薬会社営業マン…

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