【動画】香港のオーシャンパークでパンダの飼育員体験
[PR]

 パンダのふんは、ふわっと竹の香り……。香港のテーマパーク、オーシャンパーク(海洋公園)で9月、「パンダの飼育員体験」に参加した。

 同園のパンダは3頭。「飼育下のオスのパンダでは世界最高齢」と同園が胸を張るアンアン(31歳)、リーリー(オス、12歳)、インイン(メス、同)が温度調節の行き届いた屋内施設で穏やかに暮らしている。

 午前9時、パンダの保護活動などについての英語の講義からスタートだ。その後、園が用意した飼育着に着替えて、パンダ舎のバックヤードに入っていく。

 広々としたキッチンで、カットしたリンゴを用意された竹に刺して、パンダ用の「フルーツケバブ」を準備する。

 キッチンを出て、パンダがいる部屋に向かう。いよいよえさやり体験だ。窓からインインがこっちを見ている。おなかをすかせているのかな。参加者は、窓に開けた小さな穴から、フルーツケバブを差し入れる。触ることこそできないが、パンダの鼻息を感じる近さだ。

 インインは竹を手でつかむと、座って無心に食べ始めた。近くで見るパンダは、丸い真っ黒な目に表情がある。どっかり座ったインインと対照的に、参加者たちはみなメロメロだ。

 最後は、体調を管理する部屋の清掃体験。野生のパンダは雑食でネズミなども食べるが、ここのパンダは竹、果物、食物繊維入りの専用フードを1日計35キロ食べる。その分、フンや尿も多いが、パンダは消化器官が短いため、竹の繊維の部分は消化できずにそのまま排出される。緑色のふんを手にして臭いをかぐと、竹のいい香りがした。飼育員のマット・ルーンさん(29)は「毎日毎日、ふんの状態を観察することはとても大切な仕事。病気に早く気づくことができる」と話していた。

 パンダの飼育員体験は、8歳以上の健康な人なら誰でも参加可能だが、1日4人限定の予約制。入園料のほかに1180香港ドルかかる。

     ◇

 オーシャンパークは遊園地、動物園、水族館の複合テーマパーク。東京ドーム約19個分の広さがある。10月5日からは「ハロウィーンフェスト」を開催。目玉は、間もなく全米で公開されるホラー映画「ソウ(SAW)」シリーズをテーマにしたアトラクション。入園料は、大人438香港ドル、子供(3~11歳)219香港ドル。HPは、https://www.oceanpark.com.hk/en別ウインドウで開きます(竹谷俊之)