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 スペインからの独立を目指す同国北東部カタルーニャ州のプッチダモン前州首相が30日、ベルギーに出国して弁護士を雇った。憲法違反を重ねて独立への動きを進めたとして中央政府に解任された同氏に対し、検察は反乱罪の容疑での立件に着手している。同氏は弁護士に法的助言を求める意向とみられ、スペイン紙エルパイスなどは政治亡命の可能性を指摘している。

 報道によると、プッチダモン氏が雇ったのは、政治亡命や容疑者の国際的な身柄引き渡しなどの分野で経験が豊富なポール・ビケルト氏。ロイター通信の取材に対して、プッチダモン氏から代理人に指名されたと認めた上で、「現時点で特定の対応策を準備しているわけではない」と語った。一方で、エルパイス紙は「亡命も想定しており、その助言を求める人選だ」とした。

 スペインメディアによると、プッチダモン氏は、州都バルセロナの空港は使わず、国境を越えて車でフランス南部マルセイユに入り、そこから空路ベルギーへ向かった。解任された他の州政府幹部ら5人もベルギー入りしているという。

 プッチダモン氏らへの適用が検討されている反乱罪は、最高で30年の懲役が科される。(バルセロナ=青田秀樹)

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