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小さないのち 育ちを支えて

 首都ヘルシンキから東に約50キロ離れたポルボー市。ハンナ・ペソネンさん(40)が6歳の息子に予防接種を受けさせるため、3歳の次男も連れて公共施設「ネウボラ」を訪れていた。

 ネウボラは、フィンランド語で「アドバイスの場所」を意味する。国内すべての自治体に約800カ所整備されている。

 妊娠が分かった女性は、病院ではなく、最寄りのネウボラに向かう。常駐する保健師が担当になり、初産だと少なくとも9回の健診や面談を行い、出産前後に家庭訪問もする。予期せぬ妊娠で悩んでいる女性もいるため、一律に「おめでとう」と声をかけることはせず「妊娠についてどう感じているか」を聞くなど、常に女性に寄り添う。親子2代を同じ保健師が担当することもあり、里帰り出産が一般的でないフィンランドで、彼女たちは親しみを込めて「ネウボラおばさん」と呼ばれる。

新しく生まれる命を社会全体で迎え、育む。そんな理念のもとに、妊娠から出産、育児まで「切れ目のない支援」を実践しているのが北欧のフィンランドだ。今春、記者が訪ねた。

 保健師のヤーナ・フォルスルン…

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