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 2月に性別適合手術を受け、戸籍も女性になったトランスジェンダーの大学生が、その決意から手術室までのすべてを、公開中のドキュメンタリー映画「女になる」でさらけ出した。男性だった過去を隠さず、堂々と生きる――。そんな思いを胸に、新たな一歩を歩みだそうとしている。

 初恋は男の子。筆箱も服も女の子用が好きだった。「なのに、体を見れば私は男。ずっと打ちのめされてきた」。神戸市の大学生、中川未悠さん(22)は悩み抜いた少年期を振り返る。

 心は女性でもヒゲは生え、興奮すれば男性として体が反応する。背が伸び筋肉がつき、中性的な少年から着実に「男」になっていく体に恐怖すら感じた。

 「女になろう」。大学生になり、お年玉やお小遣いをためてきた通帳を手に、心を決めた。家族には「親子の縁を切られる覚悟」でカミングアウトし、理解を得ていた。手術前の処置に向かう前夜、祖母(69)は中川さんの手を握り、一緒に眠ってくれた。

 エキストラ募集を通じ、映画監督の田中幸夫さん(65)と出会ったのは一昨年秋。代表作の「凍蝶圖鑑(いてちょうずかん)」(2014年)は性的少数者らと真摯(しんし)に向き合うドキュメンタリーだった。

 中川さんは、一目で自分を男性…

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