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 スペインからの独立を目指す同国北東部カタルーニャ自治州のプッチダモン前州首相が31日、スペイン国外で政治活動をし、独立運動を指揮していく方針を明らかにした。同氏は、憲法違反を重ねて独立への動きを進めたとして中央政府に解任されており、司法当局が反乱罪などの容疑で立件に着手している。事実上の「亡命政権」で、中央政府に対抗していく狙いだ。

 プッチダモン氏は30日にスペインを出国し、ベルギーに入った。31日、解任された前州政府幹部らとともにブリュッセルで記者会見した。州政府側が「独立」を支持する住民投票の後に対話を求めたのに対し、自治権停止で「抑圧してきた」と中央政府を批判。自らの正統性を主張した。

 さらに、最高30年の懲役が科される反乱罪の適用を「法的根拠がない」とし、公正な裁判を受ける保証がないとして、「身の安全が保証されるまで、スペインには戻らない」と強調した。一方で、「ベルギー政府を巻き込みたくない」とし、国際法で保護の対象になる政治亡命という形を取ることは否定した。

 そのうえで、中央政府が12月21日に実施すると決めた州議会の選挙は受け入れるとし、前州幹部らとともに国外から選挙戦に関わっていく意向を示した。中央政府にも選挙結果を受け入れるように求めた。31日には、独立派が再び議会の過半数を握るとの世論調査が発表されている。

 活動拠点としてブリュッセルを選んだ理由は「欧州の首都で安全なため」だとし、「他の欧州の人々と同じように自由に移動、活動する」と述べた。(ブリュッセル=津阪直樹)