認可保育園に入れない待機児童が、いつまでたってもいなくなりません。少子化なのになぜなのでしょうか。その背景や国の対策を中心にお伝えします。
衆院選の投開票日だった10月22日。東京都中野区の小学校教師の女性(38)は、子ども2人を夫に任せて投票所に向かった。各党がこぞって公約に「待機児童ゼロ」を掲げたが、「いっこうに解決しない。国が何を言ってもすぐに状況は変わらないのでは」。ほかの政策で投票先を選んだ。
2歳の長女は昨年から待機児童だ。申し込める認可園10カ所はすべて2年連続で落ちた。8年前、長男(10)の時は難なく入れたが、地域にマンションが林立して子育て世帯が増加。「当時より厳しさが増している」という。
長女は認可外園に入れたが、園庭はなく同じ年齢の子も少ない。来春に仕事を辞めて幼稚園に移すべきか悩んでいたところ、近くに新しい認可の小規模保育所ができ、11月から移る。原則0~2歳児を預かる施設で、来春に改めて別の施設に移る必要がある。それでもこの施設に入るのは、自治体が認可園入園の優先順位を決める際の点数が増え、入りやすくなることに期待しているためだ。
全国の待機児童は4月1日時点…
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