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 賃料滞納で一時閉場に追い込まれた名古屋唯一の常設寄席、大須演芸場(名古屋市中区)が再オープンして2年が経った。定席は目標には届かないものの、貸席は売り上げを伸ばしており、3年目の営業黒字の可能性も見えてきた。

 演芸場によると、2年目の定席入場者数は年間延べ約2万2500人。新装再開効果があった1年目は約2万4千人で、微減にとどめた。一方、好調な貸席は売り上げがほぼ倍増。「団体客に定席をアピールしたい」と3年目を見据える。

 1日からは「二周年記念特別寄席」が始まった。桂文枝さんや林家木久扇さんら、東西の人気落語家ら豪華な顔ぶれが日替わりで登場。落語の雷門獅篭(しかご)さん、江戸曲独楽(ごま)の柳家三亀司(みきじ)さんら地元芸人も出演する。

 2日の寄席でトリの高座に上がった落語家の桂雀々さんは、終演後に「お客さんのノリも活気が出て昔と違う。東西の演者の貴重な交流の場で勉強になることも多い」と話した。「二周年記念特別寄席」は10日まで。(滝沢隆史)