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 大相撲の「第76回全日本力士選士権」が2日、東京・国技館であり、幕内32人が競ったトーナメントを、横綱稀勢の里が2年連続で制した。左腕などのけがで秋場所を全休し状態を不安視されている横綱の快進撃に、場内が沸いた。

 けがをする前の武器だった左のおっつけは見せず。この日は右上手を引いて出る相撲で攻め、大栄翔、朝乃山といった新興勢力を退けた。決勝の相手はベテラン豪風。左は差させてもらえなかったが、相手の左を抱えて一気に寄り切った。

 夏、名古屋と途中休場し、秋場所は出場を断念した。この間、関取衆と相撲を取る稽古はできていないが、筋力トレーニングや四股、すり足といった基礎運動を繰り返している。「体をつくってきたの(成果)が出てきている。しっかりやれば、またいい相撲が取れると信じてやっている」と、手応えを口にした。

 選士権は番付編成に関係ないが、稀勢の里は昨年の大会で初優勝し、その後の飛躍につながった。九州で12勝、初場所で幕内初優勝を果たし、場所後に横綱に昇進している。「(今回も)いいきっかけになればいい。良い状態で九州に乗り込みたい」。5日に始まる秋巡業も最初から参加する。

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