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 いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に――。そんな一文で始まる「源氏物語」のころから「不倫」は、様々に取りざたされてきた。そしていま、それは政治状況を動かすまでの「社会問題」として扱われるようになった。政治家の不倫をどう受け止めればいいのか。この問題を取り上げた朝日新聞の「ひととき」に合わせて意見を募ったところ、50通を超える投稿が集まった。衆院選を前に、寄せられた意見から考えてみたい。

 千葉県内の40代の女性は、現在進行形で夫に不倫されている。

 夫とは20年以上、結婚生活を続けてきた。だが7カ月前、夫が不倫していることを知った。食欲不振や不眠に悩まされ、うつ病の症状がみられるようになった。仕事にも支障が出始めている。

 女性は、政治家の不倫は個人的な問題として片付けられるべきではないと考える。「政治家である前に人間としての資質が問われるべきである。資質には個人の道徳観や倫理観も含まれるのではないだろうか」とつづった。

 この女性のように、不倫は政治家の資質にかかわる事柄である――と問題視する投稿は24件。目立ったのは「『選良』どころか、人の道に外れている」(安孫子(あびこ)真理さん、主婦58歳)などと倫理観を問う意見だった。

 主張していた政策とからめて「待機児童問題での活躍も表面だけととられかねない」と書いたのは米村征生(いくお)さん(無職74歳)。「子育て支援を訴えてきた言葉に説得力がなくなる」という意見が、男性女性を問わず複数あった。

 一方で、「働くママの旗」を理由として問題ありと断ずる向きに対して、「夫との間に子どもがいると『子どもがいるのによくも不倫を』という言い方をされるが、男性はそんな言い方はされない」(伊藤弘子さん、無職72歳)という指摘もあった。

 「不倫は個人的な問題」「公の…

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