大阪市の吉村洋文市長が姉妹都市の米サンフランシスコ市に対し、旧日本軍の慰安婦像を市営公園に組み込むなら「姉妹都市関係は解消する」と発言した問題で、サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長が吉村市長に書簡を送り、関係解消について「恥ずべきことだ」と批判した。
大阪市によると、書簡は2日付。大阪市は4日にメールで受信した。像はサンフランシスコ市の市営公園に隣接する土地に、地元の民間団体が9月22日に建てた。同市は今後、像のある土地を市営公園の一部にする方針。吉村氏は「慰安婦像が公有地に置かれるなら姉妹都市関係を見直さなければならない」との抗議文を29日付で送っていた。
リー市長は返信の書簡で「姉妹都市が解消されれば、これまでに情熱を注いで友好の懸け橋を築いてきた両市の住民を傷つける。過去ではなく未来を見るべきだ」と記した。また、「選挙で選ばれた者として、批判を受けようとも、コミュニティーに応えるのが私の責務だ」と書いたものの、慰安婦像をどうするかは言及しなかった。
吉村市長は4日、報道陣に「姉妹都市の関係は僕も続けたい。でも今なぜ、あえて慰安婦像を設置する必要があるのか。設置するなら、それ(関係継続)は無理だ」と述べ、姉妹都市解消を検討する考えに変わりはないことを表明した。
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