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 ホンダが2021年度をめどに狭山市の工場を閉鎖し、寄居町の工場に機能を移すとした発表は4日、驚きをもって同市に受け止められた。同市の小谷野剛市長は「大きな衝撃だ。この事態を深刻に受け止め、これによる影響を最小限に抑えていかなければならない」とコメントした。

 同社によると、同市の工場は1964年から操業し、従業員は約4600人。市産業振興課によると、市内の製造品出荷額等は、82年から2009年まで県内自治体のトップで、14年も川越市に続く2位。「地域経済に果たすホンダの役割は計り知れない」と話す。

 また、同社の硬式野球部や、五輪選手輩出の実績もある陸上競技部などの地域活性化への貢献も大きいと市関係者は話す。毎年3月に市内を流れる入間川の清掃活動にもホンダ社員が積極参加してきたという。

 一方で、工場の機能集約先になる寄居町の花輪利一郎町長は、「これまで以上に町、県北地域、県全体への経済波及効果が表れてくるものと期待を寄せている。良好なパートナーシップを推進したい」と、歓迎するコメントを出した。(羽毛田弘志)