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 トルコで昨年7月に起きた軍の一部によるクーデター未遂事件をめぐり、トルコの裁判所は4日、軍幹部ら40人に終身刑の判決を言い渡した。今回の判決はエルドアン大統領を殺害しようとした罪に対するもので、地元紙などによると、事件で中心的な役割を担った被告らへの判決は初めてという。クーデター未遂をめぐっては別の罪状でも裁判が進められている。

 昨年7月15日夜のクーデター発生時、エルドアン氏はトルコ南西部のリゾート地マルマリスのホテルで休暇を過ごしていた。クーデター勢力がホテルを襲う直前にエルドアン氏は脱出。国民にクーデターに反対するよう呼びかけ、企てを失敗に終わらせた。

 トルコ政府は、在米のイスラム教指導者ギュレン師とその信奉者団体が事件の「黒幕」と見ており、米国に引き渡しを求めている。(其山史晃)