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 イラクのアバディ首相は5日、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点としてきた同国北部キルクーク州ハウィジャをイラク軍が制圧したと宣言した。ハウィジャはISのイラク最後の拠点都市だった。イラク政府は国内主要都市からISを一掃したことになる。

 アバディ氏はパリでマクロン仏大統領と会談後、記者会見を開いて発表した。ハウィジャは人口30万人前後。イラク軍は最大1500人のIS戦闘員がいるとみて、包囲作戦を9月21日から続けていた。

 イラク軍は米軍主導の有志連合などの支援を得て、ISの最大拠点だった北部モスルを7月、モスル近郊のタルアファルを8月に奪還。今回ハウィジャも奪還したことで、ISが武力制圧して自らの「統治」を住民に強制したイラクの主要都市は全て解放された。

 ただ、ISはシリア国境に近いイラク西部の砂漠地帯で現在も勢力を維持している。イラク軍は国内のIS勢力の一掃を目指し、同地に進軍する予定だ。

 また西隣のシリアでは、ISは「首都」と称する北部ラッカなど北・東部で複数の拠点を維持しており、有志連合やクルド人勢力と戦闘を続けている。(パリ=渡辺淳基

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