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 ブラジルのアレ・アブレウ監督(46)の長編アニメ「父を探して」の素晴らしさについては、日本公開直後の昨年3月21日の本欄「『父を探して』は何を探し出したか?」でたっぷり書きましたが、このたびめでたく第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞に選ばれ、その受賞作品展(9月16~28日)に合わせて監督が来日しました。20日にブラジル大使館で開催されたトークを取材してきたので、その模様をご紹介しましょう。

 その前におさらい。豊かな自然の中で育った主人公の少年は、都会へ出稼ぎに行った父を捜すため一人旅に出ます。農園で働く貧しい老人と出会い、都会では工場労働者の青年と知り合ってスラムのアパートに泊めてもらいます。貧富の差は激しく、軍事パレードばかりが盛大で、自然が容赦なく痛めつけられているこの世界で、ついに少年が「父」を見つけたと思った時、これまで語られてきた物語は反転し、「少年」の正体とこの物語の語り部が明らかにされます。

 セリフもテロップもなし。音楽はウットリするほど印象的。キャラクターデザインは超シンプル。色鉛筆や水彩などの手描き素材にPC上で動きをつけ、素朴で温かな味わいに仕上げています。映画の完成は2013年。アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門最高賞&観客賞受賞、アカデミー賞長編アニメ部門ノミネート作にもなりました。

 アブレウ監督「私の仕事の秘密…

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