[PR]

 楽天とローソンは、ドローンと移動販売車を組み合わせて商品を運ぶ実験を、31日から福島県南相馬市小高区で始める。同区は東京電力福島第一原発事故による避難指示が昨年7月に解除された。高齢者が多い地域で利便性を高め、住民の帰還につなげる。

 ローソン南相馬小高店から移動販売車が区内を巡回する。商品約300種を積み、揚げ物は出先で注文があった品をドローンで運ぶ。例えば客が「からあげクン」を注文すると、車から店舗に連絡。調理した品をドローンで運ぶ。ドローンの操作は楽天が担う。販売車の巡回は週2回で、うち1回はドローンも使う。半年間実験し、需要に応じて続ける。

 南相馬市の桜井勝延市長は会見で「買い物弱者・交通弱者が増えるなか、コミュニティーの再生につながる」と期待した。2社のトップは「少子高齢化が進むなか、移動販売車とドローンを組み合わせた手法は求められていく」(ローソンの竹増貞信社長)「物流・交通に革命が来ている。ドローンには大きな可能性がある」(楽天の三木谷浩史社長)と語った。