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 ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問が、イスラム教徒ロヒンギャの難民問題への対応を理由に、大学時代を過ごした英オックスフォード市からの表彰を撤回されることが明らかになった。ロイター通信などが報じた。また同氏が学位を得たオックスフォード大は、ホールに展示していた同氏の肖像画を撤去した。

 同通信などによると、オックスフォード市議会が2日、スーチー氏に授与した「オックスフォードの自由」表彰を取り下げることを決めた。賞は1997年、ミャンマーの民主化運動への貢献などをたたえて授賞していた。議員の一人は「暴力を黙認する人間をたたえれば、町の栄誉が汚れる」と発言した。英国内では、グラスゴー市やシェフィールド市も表彰撤回を検討しているという。

 一方、スーチー氏が67年に卒業したオックスフォード大セントヒューズカレッジは先月末、玄関近くにあったスーチー氏の肖像画を撤去した。大学側は、その場所に「日本人画家の絵を置く」としているが、撤去の理由は明言していない。スーチー氏は同大で夫の故マイケル・アリス氏と出会った。

 スーチー氏は2016年に京都大から名誉博士号を授与されている。京都大は取材に、「撤回は検討していない」としている。(バンコク=染田屋竜太)

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