[PR]

 福岡県太宰府市といえば、学問の神様・菅原道真をまつる太宰府天満宮。その境内の奥に「だざいふ遊園地」がある。県内でも知らない人もいるが、家族連れを中心に根強い人気を誇り、13日、60周年を迎えた。なぜ、お宮の中に遊園地があるのか?

 名物・梅ケ枝餅の店や土産物店が並ぶ参道を歩き、本殿へ続く「太鼓橋」の手前まで来ると、小さな道しるべを見つけた。「だざいふ遊園地」。指示通りに進むと、5分ほどで入り口に着いた。

 メリーゴーラウンドにゴーカート、硬貨を入れるとパンダや犬の乗り物が動く「メロディペット」……。

 絶叫系のアトラクションとは一線を画す、おとなしめな遊具たち。カップルは少なく、子ども連れが目立つ。「大きな屋上遊園地」だ。入園料は大人500円、乗り物フリーパスは2500円とお手頃だ。

 8月中旬、山口県周南市から夫と8歳、4歳、0歳の3兄弟を連れて来た藤井未貴さん(32)は「小さい子が遊べる施設はなかなかない。混んでいないし、穴場ですね」。

 運営会社「太宰府園」によると、開園は60年前の1957年10月。敷地面積は約3万平方メートルで、天満宮から借りている。同社の株は現在、天満宮が5割超を保有し、4割を西鉄、残りを地元の住民らが持つ。

 なぜ遊園地をつくったのか。斎藤奈緒美・業務課長(47)に尋ねてみたが、「開園時の社員がいないので、詳しい経緯は……」。

 開園から2005年まで同社に勤めた今村光江さん(77)=太宰府市=を訪ねたが、「作られたきっかけは知らない」。代わりに、開園20周年のときの記念誌を見せてくれた。

 記念誌によると、遊園地の場所…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。