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 小説家の平野啓一郎さん(42)はツイッターで、文芸にとどまらず、政治、経済など幅広い分野で発信しています。5年前の政権交代以降、政治的なツイートが増えたという平野さん。「大学生まではノンポリだった」という小説家がなぜ、声を上げるのか。今回の衆院選について聞きました。

 ――今回の解散総選挙をどうみますか

 まず、全く解散の意味のない選挙で、しかも開いた冒頭で解散するのは、重大な問題があります。解散自体についても問われないといけない選挙です。

平野啓一郎愛知県で生まれ、北九州市で育つ。京都大在学中にデビュー作「日蝕」で芥川賞を受賞。近著「マチネの終わりに」が第2回渡辺淳一文学賞に選ばれた。著書に「決壊」「ドーン」「空白を満たしなさい」など。7万4千のフォロワーがいるツイッターでは文芸に限らず、社会事象や政治情勢についても積極的に発言している。

 ――民進党が分裂しました

 今まで言ってきたことと全く違う政策を、選挙のために転換する個々の政治家についてどう考えるのか。そういう意味では政治的に「まとも」かどうかが一つの判断になります。

 希望の党の登場で二大保守政党と言われますが、主張的には非常に似ていて、改憲という点では意見も一致しています。戦前の翼賛体制にもなぞらえられるけれど、リベラル勢力が完全に排除された国会が成立していいのか。民主主義の正念場だと思います。

 ――民進党の議員の行動についてどう感じますか

 「排除」という言葉に世論が敏感に反応しましたが、一つの政党としてある程度統一された主義主張を訴えていくのは当然です。

 一つの政党がある程度弾力性を備えているのは必ずしも悪いとは思いません。民進党は根本的なところでリベラルと保守の間に価値観の違いがありました。どこかでより分かりやすい形で、中道左派的な政党が登場する必然性はあったのでしょう。

SNSで政治も含めて幅広く発信している平野さん。実は大学生までは選挙に行かなかったそうです。棄権することについて、いまはどう考えているのでしょうか。

 ――混乱した状況の中でどう候…

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